JARLという組織と選挙

こんばんは、JO3NEAです。

JARL選挙に先立ち、JARL、一般社団法人日本アマチュア無線連盟という組織について軽く紹介します。
※あくまで私の解釈によるものです。


一般社団法人とは、同じ意思を持つ人の集まりに法(一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 以下、法とします。)により人格を与えられた物(=法人)です。JARLは原則アマチュア無線家の集まりによる組織です。

基本的に、一般社団法人にメンバー入りした方を法律上「社員」と呼びます。この社員
すべてで構成された組織を「社員総会」と呼びます。ここでは一般社団法人に関する重要な事柄を多数決で(解散や定款変更などはより厳しい条件で多数決。)決定します。株式会社に例えると「社員」=「株主」、「社員総会」=「株主総会」にあたります。

JARLの場合、メンバー入りした方(以下、正員とします。)が全国に大勢いらっしゃるので、社員総会を行う場合巨大な会場が必要となるため、正員の中から民主的な方法で選抜つまり選挙で社員を選出することになっています。(定款18条2項他)

この社員総会から、実際にJARLの業務を執行する役員「理事」、理事の業務を監査する役員「監事」を多数決で選任します。(法63条 定款21条2項)株式会社に例えると「理事」=「取締役」、「監事」=「監査役」にあたります。

さらに「理事」で構成された組織を「理事会」(定款23条他)と呼び、重要な事柄や、JARLの代表者法律上は「代表理事」つまり「会長」を多数決で選出します。(定款22条3項 法77条3項)。株式会社に例えると「理事会」=「取締役会」、「代表理事(会長)」=「代表取締役(社長)」にあたります。

以上、これらの組織は法に基づき作成された「定款」と呼ばれる、法人にとって最も重要な規則により規定されてます。

JARL選挙では、
各エリアの社員「地方本部区域毎の社員」
各支部の責任者=支部長を兼ねる社員「地方本部区域毎の社員」
各エリアの責任者=地方本部長と中央の責任者を兼ねる「地方本部区域毎の理事の候補者」
中央の責任者=「地方本部区域毎の理事の候補者」
の4つの選挙を行います。

※地方本部長が理事、つまり役員なのは、そのエリアの国側の責任者(総合通信局長)が民間でいう役員待遇の幹部職員「指定職」または指定職直前の役職であるため、総合通信局長と対等に交渉等が出来るようにするためだと考察します。


・備考 一般社団法人日本アマチュア無線連盟定款
https://www.jarl.org/Japanese/4_jarl/4-1_Soshiki/teikan/teikan.pdf

・備考 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 以下、法とします。
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=418AC0000000048#381

以上、わかりずらい文章で申し訳ないです。

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